山川鉱矢さん（翻訳家）「責めない」【2009/11/15　692号】

山川鉱矢さんは、ハリウッド女優シャーリーマクレーンのスピリチュアル体験を綴りベストセラーになった『アウト・オン・アリム』や『聖なる予言』『前世療法』など精神世界における様々な名著を翻訳させていらっしゃいます。

東京大学法学部を卒業後、大蔵省に入社。
超エリートだった山川さんが予期せぬ数々のスピリチュアル体験をされ、退官し、翻訳家としての道を歩んでいく過程が今回の著書では書かれています。

帯には、「本当に起こったことだけを書きます！」とありますが、奇跡と「見えない力」の導きは一読する価値が十分にある一冊です。

さて、今回のテーマは「ゆるす」です。

皆さんは、自分を責める経験などはありますでしょうか？

両親の期待に応えられなかったり、怠けている自分を批判したり、過小評価したりしていませんでしょうか？

ここでとても大切なことは、「自分を責めない」ということなのです。

人は神様の一部であり、誰もが同じ。それぞれがそれぞれにすばらしいもの。
そして、そのことがわかっていれば必要以上に劣等感を持つ必要がないのです。

山川さんは、「人はみんなこの地球上に楽しむためにやってきて、それぞれの役を演じているだけであり、誰がえらい・えらくないというのは、人間のエゴが作り上げている幻想である」と語ります。

そして、自分は人より優れていると勘違いし、横柄で威張っているような人は、すべては自分に返ってしまうそうなのです。

現在は「地球でお芝居をしている」だけであり、死んでからも向こう側に戻れば、みんな同じエネルギーに戻るのです。

「自分は人と比べて十分ではない」と思うことは錯覚であり、「私はすばらしい。私はこのままでも十分だ」といつも自分に言い聞かせることが大切になります。

この世界で大事なのは、生きているすべての経験を十分に味わうこと。
このことを考えると存在しているだけですばらしいということがわかります。

一瞬一瞬の体験が実は、みんな成功していることになります。

様々な経験を味わい、「私はすばらしい。このままでも十分だ」と感じていく。

これこそが次なる幸運を呼び込むためのキーワードになるのですね。

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように！！！