横内祐一郎（フジケン株式会社創業者）「日の昇る時期」【2010/03/07　698号】

横内祐一郎さんは高校卒業後、家業の農業に10年従事したのち、ギター製造を行うフジゲン株式会社を創業。
そして、創業26年で世界一のメーカーに育てた立志伝中の人物です。

わずか一代で世界ナンバー１企業を築きあげた横内さん。
その「世界一の教え」はやはり並大抵のものではありません。

その内容を読むと、特に「運」との付き合い方が秀逸です。
運の流れを的確に読み、一気に攻めいていく姿勢はまさしく「運の達人」であると言えるでしょう。

さて、今回はそんな横内さんの哲学のひとつに触れてみたいと思います。

人生には「いまが勝負を仕掛ける時期だ」というタイミングが存在します。
そして、それを見極めることが非常に大事になるのです。

横内さんはこれを、「日の昇る時期と沈む時期を見極める」という言葉で表現されています。

日が昇る時期に仕掛けると、世間や周囲の人たちが応援してくれて、さほど労せずして素晴らしい結果が出る。一方、日が沈む時期にはどんなに頑張ってもなかなか結果が出ないものなのだそうです。

日が昇る時期では、勇気を出して、前に出て、前に出て、前に出る。
この姿勢がチャンスをつかむコツなのです。

では、この「日が昇る時期」をどう見極めれば良いのか？
それは、「『運がよい』と思えることがいくつも重なる時期」なのだとか。

何だか後ろから風が吹いてきて、自分を後押ししてくれているように感じる。
こうした感覚を肌で感じたら、ためらうことなく勝負に出るのです。

みなさんは今、どの時期に来ていますか？
見極めてみましょうね。

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように！！！