久保征章さん（医師）「イメージと感情」【2010/09/05　711号】

久保征章さんは医師としてご活躍。

医師として13年間にわたりご活躍する中で、人間の生き方、人生観が病気や悩みの根本原因であることを痛感した久保さん。

現代医学の枠組みの中では人の内面性の改革や癒しが十分に行えない現実に直面したことが、前世療法、心理療法に取り組むきっかけを与えます。

現在は京都にヒプノセラピー研究所を開設、前世療法を中心にした催眠療法（ヒプノセラピー）に専念されています。

さて、皆さんは前世療法をご存知でしょうか？
自分の前世を催眠で見せることで、現在の問題を解決させる療法で、本書『前世療法』ではその驚くべき事例が記載されています。

今回は、医師である久保さんが語る、思いを実現させるための手法をお伝えいたします。

思いを実現させるコツ。それは、「すでに実現したというイメージを思い描くこと」にあるようです。そして、ポイントとなるのは、イメージと感情にあります。

「こうなれば良いな、これが欲しいな」ではなく、「これが叶って良かった、うれしい、幸せだ」というイメージと感情を作り出すことが肝になるのです。巷で話題になった「引き寄せの法則」はこれにあります。

もう一つ大事なこと。それは、現実の足をひっぱるマイナスイメージの感情を出さないことです。

愚痴、不平不満、悪口は強いマイナスエネルギーとなり、プラスエネルギーを打ち消すことになります。これでは実現は遠のきますね。

また、幸せな人への嫉妬も強いマイナスエネルギーになるそうです。
結婚願望のある女性が友人の結婚式に招かれた時は嫉妬するのではなく、心から祝福するのです。
それは自分の潜在意識に自分の幸せの暗示として入っていくことが出来るからです。

一見、人によっては難しいと考えるかもしれませんが、久保さんはこれは訓練の問題で変えられると語ります。まずは祝福の言葉を口にすることで、思考も変わるそうです。

あなたが思い描いた幸福のイメージは、実現するまでに、多少の時間を要します。
形になって現れるまで、一定量の想念のエネルギーを蓄積する必要があるのです。
そして、この時間の待ち方が非常に大切になってくるそうですよ。

幸せそうな方は確かに嫉妬などの感情からかけ離れ、明るく楽しく生活している印象を受けます。

イメージと感情をうまく活用して、思いを実現させていきたいですね。

それでは、今週も皆さんに幸せが訪れますように！！！